宮本邦彦



宮本邦彦(みやもとくにひこ 1953年2月17日生)
 [警察官]


 北海道生まれ。1976年3月、北海学園大学経済学部卒業。同年10月、警視庁に採用され上京。1994年12月、巡査部長に昇進。2004年2月に警視庁板橋警察署地域課に配属され、2005年2月から常盤台交番に勤務していた。

 2007年2月6日19時半ごろ、常磐台駅ホームのすぐ脇にある踏切に女性(当時39歳)が侵入しているとの通報を受けた、警視庁巡査部長・宮本邦彦(殉職後二階級特進で警視庁警部)は女性を交番に保護した。しかし女性は隙を見て交番を逃げ出し、「死んでもいい、死んでやる」などと叫びながら再び踏切に侵入。宮本がこれを救助しようとして大きく手を振り列車に停止を促すとともに、女性をホーム下の退避スペースに押し込んだものの宮本自身は間に合わず、駅を通過する下り急行小川町行き10両編成列車にはねられ頭蓋骨骨折で重体となり、同年2月12日に意識が戻らないまま板橋区内の病院で殉職した。女性は骨盤骨折で重傷であった。

 この一件を知った当時の内閣総理大臣・安倍晋三から、事故殉職した宮本を緊急叙勲対象にするように異例の指示が警察庁へ出され、同年3月1日に正七位・旭日双光章授与。そして同年6月16日に殉職警部を讃える記念碑「誠の碑」の除幕式が、常盤台交番に隣接する常磐台駅北口前で行われた。この事故にまつわるエピソードは事故から1年後の2008年2月に『伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です』のタイトルで絵本となり、宮本の母校である札幌市立幌北小学校でも授業に取り上げられた。さらに同年2月15日に『千の風になって ドラマスペシャル 死ぬんじゃない! 〜実録ドラマ・宮本警部が遺したもの〜』でドラマ化され、三宅裕司が宮本警部役を演じた。殉職から2年後の2009年2月には、絵本による反響が大きかったことから、絵本の作者である山口秀範によって伝記『殉職・宮本警部が伝えたかったこと』が出版された。

 2007年2月12日死去(享年53)


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